index< 日誌 < as同一性 < 22-08「内的同一性」p4


1、自分。


必然性や原理といったもの。あるいは内的な本質といったもの。それは要するに、自己の同一性のことを言っているのである。それが自己の自律性であり、主体性なのである。自分が自分であること、自分と他人とは違うということ、自分というのは自己の内なる同一性の下に存在している、ということである。

自分というのが、いつでもどこでも、ずっと自分であり続けるということだ。もちろん、姿カタチが千変万化して、元にあったものとは似せても似つかないものになっているとしても、やはりそうなのである。中身は少しも変わっていないということである。自分というのが、ずっと自分であり続けるのである。

そうなるしかない。そうならざるを得ず、それしかなく、それ以外に生き方というのが閉ざされている。そうして始めて自分が、現実の存在として成り立ち得るし、また、現実の存在として自分を現わし得るのである。自分が周りからも受け入れられるのである。


履歴へ                     続く。


index< 日誌 < as同一性 < 22-08「内的同一性」p4