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何か圧倒的で絶対的な強制力が、人間と生物を支配している。逆らうことも、逃げることも、無視することも出来ない絶対的な強制力として自分たちを支配し、従わせている。そう思えてきてならないのである。 というのは、それが実は自分自身のすがたなのであって、そうやって自分と自分の外の世界を見ているのである。自分は自分の肉体によって支配されているのである。それが自分自身の存在の仕方なのであって、現実を生きる自分というのを、このようなものとして感じさせているのである。 自分にして見れば、自分というのが、そのようにしか見えて来ないのである。なぜなら、それが現実の自分だからである。だからまた、そうした自分に逆らうことが出来ないでいるのである。 |
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