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5、論理。


このような論理の世界に、個人の主観や個人的な事情といったものが入る余地がなく、また、入ってきてはならないのである。そしてまた、だからこそそれが論理や必然性として成り立っているのである。成り立つことができるのである。

そしてこれを別の視点から見ると、これが生物学でいうところの「自然選択(適者生存)」の世界なのである。ありのままの無秩序な偶然が支配する世界であって、そしてこれが客観性なのであって、客観的な現実が支配する世界なのである。

そしてまた同時に、これを外の世界から見ると、必然的で一貫した秩序が支配していて、それが強制される世界なのである。個人の感情や願いや主観とは無関係に現実は動いている。まただからこそ、現実は客観的たり得るし、またそれが法則や原理のあるものとして理解もされてくるのである。


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