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それは、現実を生きる当事者たる本人の意志とは関わりなく本人を支配し、規制して行くところの、現実世界の絶対的強制力なのである。原理であり、必然性なのである。 現実を生きている自分を支配し定めているのは、そうした意味で本人ではなくて、客観的な現実が本人を支配し強制しているのである。そしてこれを生物学の用語で表現すると、自然選択なのである。 これは生態系全体としてのバランスであり、システムであり、そしてこれが自らを維持し継続してゆくところの、自己の同一性の絶対的強制力なのである。それなくして、システムはシステムたり得ないのである。 原理や必然性として持続し得ないのである。自分が自分でなくなってしまうのである。つまり、このような生態系のシステムの機能を自然選択=生存競争と言っているのである。 |
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