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人間の肉体の部分的な動きといったものも、よく見るとその時間的な前後において、そしてまたその動作の最中においても、隣接部や少し離れたところでも、神経や生理の直接・間接の影響を受けている。また、筋肉や骨などの空間的制約とその連鎖的な共同作用に条件付けられている。 すなわち、どこかで繋がっていて、連携し、そして関連づけられているのである。そしてこれをもって予兆とか、サインとか、暗示として見えてしまうのである。例えば、顔の表情といったものがその最も著しい例である。何かを指し示しているという意味でそうなのである。 はじめ本来別のものであったものが、連続し、連携し、繋がり、随伴していって、そして繰り返され、常習化され、それらが一体のものとして感じられてきて、そして区別の出来ない、そして区別する必要のないものとして感じられてくる。そうした偶然の連鎖の常習性が定着して行く。 |
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