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5、信じる理由。



そしてこの繋がり、このような常習化そのものが、それ自体で何か別の意味を持つようになる。始めにあった、別のものとして区別されていたことが、もはやどうでもよい無意味なこととして思われてゆくのである。

別々の出来事、そしてその別々の意味といったものが、それらが常に一緒に随伴して連続することによって、この随伴と連続そのものが、それだけでより重大な別の意味を持つようになっているのである。

そしてそれは、その行動が持つ本来の目的や動機から離れて、それだけで何かそれまでとは別の意味と理由を持つようになっている。すなわち、いつの間にか当初の意味が忘れ去られて、勘違いされ誤解されていて、そしてこの誤解された意味を信じ込むようになっているのである。


戻る。                   続く。


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