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9、自意識。


あるいはまた、かつて戦前の「忠君愛国」や、儒教による厳格な上下の身分の関係がそうである。親兄弟や男尊女卑の序列の関係がそうなのである。それらは思い込みと錯覚の世界なのであるが、しかしまた、それでもって世の中の秩序と安定を作り出してきたのである。

しかし、そうしたことは、東アジア的な儒教世界だけでなく、すべての宗教や生活様式に見られることであって、それはまた、価値観や道徳、思想についてもそのまま言えることなのである。

だからまた、そうした自らのタマシイを蔑(ないがし)ろにされり、辱められることを容赦することが出来ないのである。それは自分のみならず、自分たちの祖先や子孫に対する際限のない屈辱と受け止めるのである。だからまた、どうしても許すことが出来ないのである。


戻る。                   続く。


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