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2、 和の精神。


だからまた、それへと不平不満が際限なく集中してゆくのである。そしてまたこのようなイジメと嫌がらせでもって、その集団というのが団結し「和」を作り出しているのである。そしてこれが日本的な「和」というものの正体なのである。

そしてこの「和」の精神でもって、よそ者として陰口をささやかれ、後ろ指をさされ、村八分にされるのである。もちろん、逆らえない。逆らえないからよりエスカレートする。町内会も警察も学校も企業もみな同じ仲間の「なかよしクラブ」なのである。

逆らえば、あることないこと平気でねつ造し、でっち上げて押し付ける。逆らうことなど出来ない。自分以外のまわりの者はみな仲間なのである。一致団結して仲間でない者をつるし上げて追い出しにかかるのである。

根回しと談合と「あ・うん」の呼吸で仲間化するのである。それしかなく、それだけが自分たちが生きて行く処世術になっている。それだけで十分で、それだけが必要な世界を生きている。


戻る。                     続く。


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