index< 日誌 < z自意識 < 22-15「自己認識3、続、変異」p7


1、信用できない。


それは要するに、社会一般に馴染めない、あるいは社会から疎外され排除された存在である。まわりから見ると、異質で場違いな人間なのである。しかしまた、それゆえに、普通の者には見えないものでも見えてくるのである。

好き嫌いにかかわらず、イヤでも見せつけられるし、体験もさせられるのである。世間一般の常識から外(はず)れた考え方と生き方をせざるを得ない状況に置かれているのである。仕草や表情、それに言葉使いなどが、どこかまわりと違っていて、多少ずれているのである。当の本人にして見れば、そうならざるを得ないのである。

なんら自分を守る方法を持たない本人にして見れば、すなおに答えることが出来ずに、それに対する反応が遅く、間が抜けてしまうのである。感情と思考と行動の間で、何か他のことを考えてしまうのである。


履歴へ                     続く。


index< 日誌 < z自意識 < 22-15「自己認識3、続、変異」p7