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少なくとも、まわりから見ると、そのように見えてしまうのである。だからまた、どこか何となく頼りなく信用できないのである。いったい何を考えているのか分からないのである。こういう人間は、他人から見ると、まわりのみんなに知られてはマズイことがあって、それを隠していると思えてくるのである。 だからまたそれは、直感的で本能的で生理的なものである。要するに何かハッキリした理由などなく、また、理由などどうでもよいのである。ただ何となく、どうしてもそれを避けようとするのである。 これは「自分たち」という、あらかじめねつ造された偽善の教義でもって、世の中のすべてを取り繕うとしているのである。偽善というのは、それが「自分たち」という主観と排他的な利害に基づいているからである。閉じた自分たちだけの世界を生きようしているからである。 だからまた、「みんなと同じ」でない者を許すことができないのである。それは「自分たち」という存在を否定する者だからである。このシステムと、そしてその常識と正義を破壊する者だからである。 |
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