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このような発声のリズムといっても、その発生源になっているのは、呼吸のための肉体、主にノドの動きであって、それは呼吸器と共に血液循環、さらに神経系の自律神経と深くつながっているのである。 というよりも、このノドの発声のリズム自体が、自律神経の働きの結果であり、営みそのものなのである。そしてこれが、何らかの意志を持った音として、さらには、意識的で意図的な発音として、すなわち、コミュニケーションの手段として利用されているのである。 他の言い方をすると、発声という無意識の身体の動きが、身体から離れて、意識的な思考と意志の表現手段として用いられたのである。集団内部や個人同士の間で、感情や意志のやり取りのための手段として広まり、定着しているのである。 |
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