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2、旋律。


身体内部の反射ということ自体が、意識を介さない肉体自身の、自分と外の世界との直接の関係である。そうしたことが自分の肉体の内部で起こっている。自分の意思とは別のところでそれが作用し営まれている。

自律神経がそうであるし、ホルモンや血流の循環の動きがそうである。そしてまた、感覚器官の営みがそうなのである。感覚は余計なものや必要のないものには関わろうとしないのである。とは言っても、時間的にも空間的にどこかで連鎖しているのである。変化ということ自体が、背景とのかかわりなしには起こり得ないのである。

そしてこれを感情とか情緒と言っているのである。そしてこの変化の必要自体が、状況に合わせて「ころころ」と変り続けるのである。だからまた、情緒も変わるし、それでも変わらずに自分であろうとするならば、自分自身の特有のリズムと旋律を持たざるを得ないのである。


戻る。                     続く。


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