| index＜ 日誌 ＜ aw色 ＜ 22-29「色覚」p8 |
| 現実に生きている自分の感覚に対して、外からの刺激といったものが当然作用しているのであるが、それが直接に自分で感じられているのではなくて、そうした外の刺激が、自分の中の閉じた世界の中で、自分の中の自分の感じ方として感じられているのである。 自分が自分に対して何かを感じているのである。それは自分の感覚の感じ方を見ているのであって、外の現実の世界を直接見ているのではないのである。だからそれは錯覚であり、何かを誤解しているのである。 外の世界を見ている自分とは、実際には、自分で自分の感覚の世界を見ているのに過ぎないである。人間は感覚を通してしか外の世界を見れないのである。だから人間は、外の世界を直接見ているのではなくて、感覚を通して間接的に見ているのに過ぎないのである。 |
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