index< 日誌 < z自意識 < 22-31「交感J:続、色覚」p7


7、共有。


しかしまた、このような誤解と錯覚こそが、それをだれにとっても分かりやすく、理解もしやすいものにしているのである。だれにとっても受け入れられやすく、そして共有されやすいものにしているのである。

すなわち、集団として群れやすく、迎合しやすい傾向を作り出しているのである。そしてこれが共有され、共通の価値基準として自分たちの観念の世界を支配してゆくのである。

まるでそれが自分たちの証明であるかのように思えてもくるし、そしてそうである以上、これを利用して、集団内部での有利な立場を占めようと、日々努力するのである。自分にとっての上昇の機会が、それしかないようにである。


戻る。                     履歴へ


index< 日誌 < z自意識 < 22-31「交感J:続、色覚」p7