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だからまた、このような画一化して行く思考のパターンというのは、もう一度よく考えなければならない。なぜなら、それはそれ自体が、便宜的・形式的で、ただ表面的なものに過ぎないからである。つまり、理性や合理性の精神がそうなのである。 たとえば、これを視覚について言えば、3種のセンサー(色覚細胞)のそれぞれが山形の感度曲線で描かれているが、なぜそうなるのかと言えば、これがもっとも誰にも分かりやすい図式だからである。 従って、このようなパターンは、いままで述べた事情から、これをそのまま表面的な図表通りに理解してはならないのである。なぜなら、これ自体が誤解と錯覚をひきおこしているからである。 そしてこのような錯覚自体が、それを分かりやすく、だれにも受け入れられやすいものにしているのである。つまり、表面だけを形式化し画一化して行くのである。カテゴリー化して型にハメてゆくのである。型にハマった考えしか出来なくしているのである。 |
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