| index＜ 日誌 ＜ z自意識 ＜ 22-33「交感L：最底辺の下」p5 |
| 自分から進んでフツーでない人々を攻撃することによって、まるで自分がフツーの人間であるかのように、認めてもらおうとするのである。そうして自分が少しでも有利な立場に立とうとしているのである。 自分の中に自律した自意識のない以上、そうするしかないのである。そうして自分を見い出す以外にないのである。自分の中にではなく、他人との関係の中に自分を見い出そうとするのである。。 カースト化した社会システムの中で、その中の一員として認めてもらい、そうして居場所と立場を保障され、上昇の機会を与えてもらえるのである。すなわち、このような社会システムの中の一員として、それへの限りなく忠実な人間を演じようとしているのである。 自分の意見や考えもなく、能力も実力もない人間はそうするしかなく、――もちろん、ほとんどの人間がそうなのであるが――、まわりがそれ以外のことをを許さないのである。 |
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