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11、政策。


詰まるところ、コネと談合とツテがすべてを決定しているのである。そしてこのような日本的な文化と公序良俗(?)の番人がケイサツなのである。この世界の、このような秩序を、そしてその上下の関係を守ることこそが、ケイサツにとっての何よりも最優先される使命なのである。

ケイサツ自体が、そしてここで生きる人々が何を思い、何を考えていようとも、その根底にあるのがこのような集団意識である以上、それは、そうならざるを得ないもの、最優先されるべき強制力なのであって、すなわち、これが政府による意図的かつ意識的な「政策」なのである。

政府が何をどう考えていようとも、これは、そのようにしかならないのであって、それを知っていて、そうさせているということである。集団意識とは、このような仲間意識なのであって、これがこの世界に生きる者にとっての自意識なのである。アイデンティティーであり、自分たちの存在理由になっているのである。

だからだれもそれに逆らわないし、逆らえないし、そしてそれを信じて疑がうことを知らないのである。シツケと教育がそうなのであって、そうやっていままで生きてきたし、これからもずっとそうであり続けるのである。


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