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だれよりもそれをたしなめ、注意すべきケイサツがそれを黙認しているのは、それは要するに「そそのかして」いるのである。ケイサツだけがそれを辞めさせることが出来る立場の人間なのである。そのケイサツが黙認するというのは、ケイサツ自体がそれを誰よりも信じて疑わないからである。 そのケイサツがそうだから、だれもがそれで良いし、それが許されることであって、たとえそれが法律や世間の一般常識からまったくはずれたことであっても、その件に関しては、だれもが黙認するし、見て見ぬふりをするのである。 これは日本の文化である。ここで生きてきた人間の無意識の共有意識である。法律や人権に優先する、タブーでありオキテなのである。個人の自由や人権などは二次的なタテマエに過ぎないのであって、すべてに優先するのは、その場その時の空気や雰囲気であって、それは無意識の日本的な集団意識なのである。 |
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