| index＜ 日誌 ＜ z自意識 ＜ 22-34「交感M：続、最底辺の下」p11 |
| このようなシステムの中に生きる者にとってみれば、たしかに、だれもがみなそうしているのだから、だからまた、少しくらいの悪いことをしても許されるし、許されるはずだと思えてくるのである。 そうやって自分たちの中の最も弱い立場の、異質な少数派を孤立させて、それをターゲットにして、イジメを集中させてゆくのである。まるでそれが「自分たち」というフツーの人間の、権利と義務であるかのように信じているのである。そしてまた、これを自分たちという者の団結の証しにしているのである。 そしてまた、最末端のその下あたりを常にウロウロしている、もはやどうにもならず救いようのない人間にして見れば、それだけが自分を認めてもらえる場面となっているのである。障害者やヨソ者をムリヤリ作り出して、それを蔑み見下すことによって、自分はそうでないように振る舞うのである。 |
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