| index＜ 日誌 ＜ z自意識 ＜ 22-34「交感M：続、最底辺の下」p11 |
| たしかにそれは最底辺の、そしてまたその下をウロウロしている者にとって見れば、非常に困難で、コトバに言い尽くせない努力を必要とするものである。しかもたいてい誰も、そうした面倒なことはしないのである。 ムダであるし、いくら努力してもどうにもならないし、それどころか序列を乱す者として、袋叩きに会うだけである。日本では「周りに合わせる」というのが正義なのである。それだけであり、そこから外れた者は徹底して排除されるだけなのである。 だからフツーの人間は、このような道に外(はず)れた生き方をしないし、出来ないこともあって、そうした努力を放棄するのである。人間は無意味なことはしないのである。少しでも安易でラクな道を選ぶのである。そしてこれが賢(かしこ)い生き方のように思えているである。学校もマスコミも企業もそのように大衆を教育し続けてきたのである。 |
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