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7、歴史の結果。


しかしまた、これを外から見ると、まったく子供じみたバカとアホの絡み合いにしか見えないのである。

従ってまた、それゆえに貯蓄と資本の蓄積が進まず、気分や気持ちだけの恣意的な見栄と虚栄を繕うだけの人生となる。そしてまた、このような無意味さこそが、自己の社会的地位とその自尊心の証しになっているのである。自意識とアイデンティティーの表明となっているのである。

だからまた、それだけが自分が生きている人生のすべてなのであって、そしてこれが千数百年、ずっと同じように変わらずに繰り返されてきたのである。

そして、このようなライフスタイルこそが、このようなカースト化された自意識の世界を作り上げてきたのである。しかしまた、それは現在においても、多かれ少なかれ、いつでもどこでもだれにでもあり得ることなのである。私たちは、このような自分たちの歴史の結果の世界を生きているのである。


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