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3、人身的人間関係。


というのは、このような人間の自意識や自尊心の居場所というのが、個人として自立しておらず、自立することもなく、自立することも出来ないままなのである。そうである以上、それはそれで外の世界との接触をほとんど欠いたままで、日常的な生活の中で、親子、兄弟や先輩後輩、嫁姑などの人間関係の、上下の関係の中でしか自分を見い出せないのである。

そしてその延長線上に、それが大規模に拡大し合理化された人間関係が、国家と国民の集団主義なのである。それは今日でもたまに見かける「筋肉バカ」、精神主義的万歳突撃的営業活動がそれである。そしてこのような人間モデルは、団塊世代の年金生活化と共に絶滅したのである。


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