index< 日誌 < z自意識< 22-45「交感V:信用」p4 |
世の中には、経済的にも社会的にも孤立させて、現実に生きて行けなくしてやれば、どんなことでも言うことを聞くものだ。生きるか死ぬか、どちらかを選べと言うのなら、生きる方を選ぶものだ。などと想像する人がいるけれども、これはとんでもない誤解であって、自分がそうだから相手もそのはずだと、勝手に思い込んでいるのである。 このような考えは限りないバカのする考えであって、実際には、必ずしもそうではなく、死んでも、たとえ自分の子供を餓死させても、自分の考えを曲げない人間もたくさんいるのである。まただからこそ、そうならない為に、常に日ごろから誰よりも努力するのである。そしてこのような人間が信用できるのである。 これは実に痛ましい、あってはならないことなのであるが、しかし実際にそうなのである。現実はそのように動いているのである。自分に正直に生きようとするならば、そうする以外にないのである。そうして肉体が死んで、タマシイだけが生き残り伝えられてゆくのである。魂(たましい)を失えば、もはや人間ではないのである。 |
index< 日誌 < z自意識< 22-45「交感V:信用」p4