index< 日誌 < aj情緒< 22-50「身体」p7


3、実体。


精神は自分自身というもの、自己の実体というものを確かめなければならない。自分がはたしてだれで、何なのかというのを知らなければならないのである。

しかし、精神が自分を確かめることの出来るものとしては、現実の世界にしかないのである。それはつまり、生きている自分の肉体のことなのである。それ以外に、精神が自分を確かめる方法がないのである。

それはつまり、自分自身の現実世界での生き方のことであり、自分自身の営みのリズムとパターンのことである。そしてまた、それ以前のところにある、自分の中の生理と神経作用の営みの特性のことである。


戻る。                     続く。


index< 日誌 < aj情緒< 22-50「身体」p7