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私たちが何かを感じる、知る、理解する。あるいは、見る、聞く、触れる等々・・・。しかし、そうであるためには、それ以前に自分と対象とが区別されていなければならない。 自分の中で、自分と自分以外の者が区別されていなければならない。そしてまた、それ以前に、相手を感じている自分と、そうした自分を意識している自分とが分裂していなければならないのである。 この場合、自分が外の現実を感じているというのは、そうした自分を意識するもう一人の自分が、自分の中に存在しているということである。自分が、自分の中で自分を意識して始めて、自分の外の世界を意識できるのである。 |
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