index< 日誌 < j生理的情緒< 22-58「刺激に対する反応」p9 |
そしてこうしたことが、視覚以外の嗅覚、味覚、触覚、聴覚などにも言えるのではないだろうか。またそれ以外の、人間には未だ気づかれないでいる潜在的で複合的な感覚もあるのかも知れない。あるいは、あまり意識されることがない、体内の内向感覚についても言えるのである。 要は、人間の感覚といったものに、 @ 外の刺激に対する直接の一時的で同時的な、反射的な反応があって、 A そしてそれを基にして、それらが寄せ集められ蓄積されて、それがアンサンブルやリズムとなって、心理的で情緒的な感覚として意識されてくる、ということである。 @は感覚の直接の物理的な感じ方であって、Aは、感覚の統合された全体としての情緒的で心理的な感じ方なのである。何か自分でもワケのわからない得体の知れない衝動や直感、あるいは本能とでもいったものがそうなのである。あるいはまた、感覚を無視した、情緒や生理の直接的な反射作用がそうなのである。 |