index< 日誌 < j生理的情緒< 22-58「刺激に対する反応」p9 |
それは、自分自身の身体上のカタチとして現れ出てきた、「種」の歴史の結果なのである。そして、それ以外の自分というのが存在しないのである。 その始まりとなったのは、末端の末梢神経の単なる直接的で反射的な刺激に過ぎないのであるが、それが自分の肉体の中で、それに連鎖して乱反射をくり返す、様々神経や生理作用の直接・間接の混乱した状態なのである。 それらがカオス(混沌)の中から共振し共鳴しながら、連鎖・連動し、感じ合い、交流しながら、そうしてこのような様々な作用の際限のない繰り返しと、統合と分解、そしてそのバランスといったものが、「情緒」というカタチをとって現れているのである。 |