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9、同一性。


いま現実に存在しているものだけが残ったのであって、それ以外のものには成り得なかったというのを証明しているのである。それ以外のものが滅んでいったということなのである。

それ以外の者は滅ぶ以外になかった、ということなのである。それを、現在を生きる私たちの姿が証明しているのである。私たちが、いま生きているということが、それを証明しているのである。

そしてまた、それは宗教や芸術、社会のシステム、思考のパターンについても、そのまま言えることなのである。何もかもがすべて同一のものを指して言っているのである。ただその見え方と解釈の仕方が異なるということに過ぎないのである。

そのようにしか成れない、という意味でそうなのである。すがたカタチは変化し続けても、その中にある本質的な部分は同一であり続けるのである。自分は自分であり、そして自分であり続けるのである。


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