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13、ならわし。


こうしたことは、逃れようのない言い訳をするときに、ワケもなく目やクチ、手や顔を動かしたりすることがある。妙なポーズをしたり、意味不明な仕草をしたりして、注意をそらそうとすることがある。

要するに、なにか理由が必要なのであって、理由そのものは何でもよいのである。その場限りのでっち上げでも、偶然の成り行きでも、気まぐれな思いつきでも何でも構わないのである。

とは言っても、こうしたことが常時反復継続して行くことによって、そうした行為の仕草やパターンといったものが当然の当たり前のこととして、自分でも気づかないまま定着してゆく。だれもそれを不思議に思わなくなり、むしろそれが当然の習慣や習わしのように思えてきて、常識になって行く。


戻る。                     続く。


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