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7、気づかれやすい部分。


何かのひょうしやキッカケで、まるでクセのように顔に手が上がり、指先で顔の表面をなぞったり、つねったり、引っ掻いたり、さすったり、押し付けたりすることがある。どう見ても無意味な仕草のように見えるけれども、それは自分でもなぜそうするのか、よく分からない仕草であって、自分でも気づかないまま、そうしたことをしているのである。

顔表面にはいろいろな機能があって、なおかつ、外に対する感覚の最も集中しているところでもあって、表情というのがどこよりも外に表れやすく、目立ちやすく、自分や相手、それに周りに対しても最も気づかれやすく、見られやすい身体の部分なのである。

そしてまた、身体内部の神経や血流や生理作用といったものが、そのまま表面に現れていて、それだけで誰に対しても注目されやすい部分なのである。それだけにコトバなどよりも正直な部分なのである。


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