index< 日誌 < al境界< 22-65「暗示E」p7 |
それはたとえば、始め気持ちの悪い感じだったのが、いつの間にか心地よい感じに変わっていることさえあるのである。そして自分でもそれが、なぜそうなるのかいつまでたっても、分からないままなのである。情緒や感情といったものは、このような自分自身の身体内部の生理的な変化のことなのである。 そしてこれが、身体表面の仕草や表情として現れているのである。あるいは気分や気持ちの持ち方として感じられているのである。だからまた、自分でも自分のことがよく分からないのである。しかし、そうであるにもかかわらず、それは自分の肉体を通してのみ、知ることが出来るものなのである。 |
index< 日誌 < al境界< 22-65「暗示E」p7