index< 日誌 < av表情< 22-65「謝罪のポーズ」p5


1、姿勢。


欧米人の場合、謝(あやま)るときは、腕と手を外に向かって大きく広げると同時に、身体は肩をすくめるか、身を引くか、身をかがめたままである。もちろん、日本の場合はこれとはかなり異なる。

日本では他人に謝るときは、手を下腹あたりに折りたたんで、直立不動の姿勢から、軽く腰と頭を下げながら弁解の話しを始める。このように自らの身体を拘束し、動けないような姿勢を示し、そうやって相手に対して逆らう意志のないことを表わすのである。

これが前提であって、その上でお互いの事情や弁解を始めるのである。これはマナーや作法とでも言ったもので、幼いころから両親や隣近所や学校の教育で、そのようにシツケられるのである。これは日本の常識なのである。

身体そのものが相手と争う意志がないような、いわゆる「マウント」を認めるようなそんなポーズである。身体全体が相手に逆らうことが出来ないように、自分から進んで拘束しているような、そんな姿勢である。


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