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| 日本人の場合――これは中国人も韓国人もそうであるが――、目とクチはしばらく開いたままになる。これは反面、非常に危険な仕草なのであるが、それは本質的には彼らが信じる宗教とも深く関係している。 このような東アジア儒教世界においては、個人意識を欠いた集団主義と、他人依存と、権威への盲目的信従の世界なのである。たとえその結果がどんなに惨(みじ)めで悲惨なものであってもそうなのである。そして、これが自分であると信じているのである。それ以外の生き方というのを知らないのである。 だからまた、何らかのの危険に遭遇した場合でも、自分で驚き、自分で対処するというよりも、それよりも先に周りを伺(うかが)い、そして自分もまわりと同じであろうとするのである。そして、ただそれだけで安心し納得するのである。 |
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