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5、叫び声。


犬でもウサギでも危険を察知したときは、泣き叫ぶ。そうやって群れの集団に危険を知らせているのである。そして自分もまた、そうすることで自分に納得することが出来るのである。なぜなら、群れから離れた単独行動の場合でも、やはり泣き叫ぶからである。

そうして、血走った眼を大きく開き、心臓の鼓動が高くなり、呼吸が激しく大きくなって、乱れている。つまり、何らかの言葉にならない叫び声が出てくるのである。そうして同時に、身体内部の呼吸や血流の動きといったものが、このような自己の「叫び声」によって増幅されているのである。

驚いたときのこのような動作は、信仰とも深く関連している。たしかに欧米の人間は、驚いたときにあまりクチを開かない。反対に何かを警戒し神経を集中して周りを見回す。


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