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5、宗教。


それは無意識の世界であって、従って、それを意識することがほとんどなく、また、それだけにそれが根強く人間を支配し続けているのである。

また、それが習慣としてだけでなく、仕草や表情やポーズのおいて、そして感覚の感じ方や思考のパターンにおいても人間を支配している。そしてまた、自分自身の身体内部の生理や神経作用のリズムがそうなのである。

そして、これが人間にとっての自己の同一性のなのであって、そして、これがその民族や国民のアイデンティティーや自意識といったものを作り出しているのである。あるいは、その土台を成しているのである。

だから、それが自分なのであって、そこから離れて生きて行くことが出来ず、それに反する者を許す訳には行かないのである。そして、そうしたことが自己の同一性の根拠になっていて、そうすることが自分が自分であることの証明なのである。

そしてまた、そこから宗教や政治体制といったものが求められて来て、そしてそれが作り出されているのである。


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