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個々の感覚の刺激といったものが、自分の中で反復継続し、さらに乱反射をくり返し、そしてまた、他の感覚との整合性やバランスがアンサンブルとなって、刺激や感覚といったものが全体としてバランスされて行く。 このような統合された感覚のバランスが、個々の感覚の刺激を意識しているのである。感覚が感覚を意識しているのである。統合された感覚が、個々の感覚とは別のものとして、自らを意識しているのである。 これは自己の内部で、自律的な作用として営まれ続けられてきたものだ。そして、こうしたことが、外の単なる純粋に強弱の高低だけの感覚の刺激に対して、それを様々な無限の意味に意識してきたのである。 そしてこれが、意識された自分のすがたであり、自分の観念の世界の中で再構成された、外の現実世界なのである。 |
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