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1、可能性。


現実にないものを、どうやって表現できるのか? 現実にないものとは、自分が知らないもの、知り得ないもののことである。自分でも知らないことを表現のしようがないのである。だから、錯覚や幻覚、マボロシとして表現される。そうするしかないのである。

しかしそれは、現実にないものだとしても、自分の頭の中では確かに存在するものなのである。いまだハッキリしたすがたカタチを現わすには至っていないけれども、それは確かに存在するし、自分の中に存在していなければならないものなのである。

そうである以上、自分の感覚器官では捉(とらえ)られないとしても、目には見えないものなのかも知れないが、それでも確かに感じられるし、知ることも出来るし、確かめることも出来る実体のあるものなのである。


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