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自分はこのようにしかなれず、それ以外に自分というのがあり得ないのである。そして、それがまた自分自身であり、自分が自分であることの証明になっているのである。 人間は、目には見えない「壁(カベ)」の中の世界を生きている。「カベ」とは、社会のルールやマナーであり、世間の常識のことである。それを離れては人間と言えないのである。 しかしまた、このカベを越えて行くのも、また、人間なのである。そしてこのような努力を失ったとき、もはや人間とは言えないのである。錯覚でも、妄想でも、幻覚でも何でも構わない。要は、カベの向こう側へ出て行かねばならないのである。 |
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