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しかしそれは、どうしても自分で見つけなければ、ならないものなのである。そしてそれを、その対照としての異性の中に求めているのである。あるいは求めざるを得なくしているのである。あるいはまた、それが、そのようなものとして仕組まれ、設計され、そして生み出されてきたのである。 それは、自分にないものを願い求めているのである。求めざるを得なくしているのである。そしてそれを、その象徴としての異性のすがたカタチ、その表情や仕草、そしてその情緒のリズムの中に求めているのである。 もちろん、肉惑的で生理的な欲望の「Sex」もある。しかし、それでも真に求めて止まないのは、その先にある自分が求めて止まないものなのである。しかしまた、だからこそ「Sex」を求めるのである。 |
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