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3、指向性。


それでは、いったい何を求めているのか。 しかしそれが指向性なのであって、もともと人間というのが、そのように出来ているということなのである。身体のカタチや仕組みがそうであるし、またそこからくる社会的な機能や役割がそうなのである。

そうだとすれば、男と女は不可分なのであって、それは、お互いが補い合って始めて、社会というのが成り立っているのである。同時にまた、それが歴史であり、指向性なのである。そしてそれを異性のすがたに象徴として見ているのである。

たとえば、それは男から見ると、丸みを帯びた穏(おだ)やかさや柔らかさ、それにそうした安定した情緒として見ている。勇気でも行動でも暴力でもなく、そうした落ち着いて安らかな情緒として見ている。


戻る。                   続く。


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