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6、同一。


しかし、それはまた、現実なのであって、計り知れなく、はてしのない無限の世界なのである。それゆえにまた具体的で、それぞれすべてのものが世界でただ一つしかない、具体的な現実なのである。なにもかも、それぞれすべてのことが個性的でオリジナルなのである。

人間の意識でもってしては、秩序や法則性といったものが無限に付きまとい、尽くし得ないということである。だからこそ、これが現実なのであって、世界に二つとない、ここだけの現実なのである。

だからこそまた、私たちは同じものを見ているのである。「同じもの」とは、それを見ている人間の思考のパターンのことなのである。自分というのは、自分にとって同じものでなければならないのである。 そしてそれは、いまあるここにしかないものなのである。


戻る。                   続く。


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