index< 日誌 < av表情 < 22-82「コトバの始め」p11 |
それはまた、行動へ出ようとする直前の、自分の意志を確かめようと姿勢でもある。自分で何かを感じていて、それに答えようとしているのである。考えたり反省しているのではない。そんな余裕などないのである。それは一瞬のとっさの出来事で、「何か」に自分が気づいた場面なのである。 だから、発声の始まりが「あ」の母音で始まるとき、自分が何かに気づき、それに身体が反射的に反応しようとしている。そうした、次の動きに出ようとしている直前の動作である。そしてまた身体も、それに合わせた姿勢を取っている。 相手を見ようとし、身体は心持ち開き、息をしやすくしようとしている。息を吸い込んで、そして瞬時に止めて身体がそれへと向けてとっさに動けるようにしている。姿勢が開き、ターゲットへ向かおうとしていて、身体が次の動きへ出ようとしている。 |
index< 日誌 < av表情 < 22-82「コトバの始め」p11