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もちろん、自分自身との関係から、大きく目を開き発声する場合もある。自己確認とか、自分に納得するとか、自分で自分を確かめ了解しようとする場合がそうである。 しかし実はそれ自体が、自分というのを周りの集団との関係から、そう感じているのである。自分自身というのが、他人との関係の中で意識されているのである。そしてまた、そうしたことが目を大きく開き、大きな声を出す必要を生み出しているのである。 だからやはり、「あ」という音の発声はコミュニケーション方法として、他人との関係で――たとえ好意でなく敵意をも含めて――意味を持ち、そこから発達して強く求められてきたのである。 |
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