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それは、その直前の自己の身体内部の動きがそうなのであって、それが呼吸と気管支の振動となって出てきているのである。そうやって、それを他人に対して強く知らせようとしているのである。また、他人にも、それが呼応する自己の身体の動きから、それと知られてくるのである。 それは、それを聞く者にとってみれば、まさしく自己の身体構造そのものなのであり、ノドと血流と呼吸の動きがそうなのであって、そうして、それが自分のことにように感じられ、聞こえてもくるということなのである。 しかし、それは自己の身体内部の必要から出てきたものなのであるが、それがコミュニケーションと他人との関係の中で、その意味の重要性を獲得してゆく。それは、群れと集団にとっての合図とその統合の象徴としての音なのである。 |
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