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6、身体構造が同じ。


泣き叫び、あるいは笑い喜ぶ、あるいはまた、嘆き苦しむといった様々な感情表現。そしてそのコミュニケーションと交流の方法といったもの。そしてそれが、より大きな発信力を必要とする場合、クチは大きく開くのであって、そうすることで声が大きくなる。

そして大きくクチを開いたときの声の音が「あ」である。「ウ」でも「オ」でも「エ」でもなく、「あ」なのである。そうして驚くときや泣き叫ぶ声が、キャー・ギャーとなる。

だから、「あ」という音の発声は、そうした発音が求められるような、自己の身体内部の構造と、その必要からきているのである。そして、それが群れと種の肉体の中で共有されていて、コダマし、共振しているのである。


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