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つまり、同じものであるにも拘(かかわ)らず、その内部で組み合わせや順位といったものが変化しているのである。それがその結果として、表面的な動きや表情の変化として現れているのである。 つまり、なにが言いたいのかというと、変化や動きといったものは、これをその内部において見ると、それが様々な複合的で重層的、多元的で、そしてそれらが相互に錯綜し、複雑に連鎖した諸要因の全体としての結果だということである。 だからまた、そうしたことが、同じものが様々に変化して見えてもくるし、また、それ自体が動いて移り映って写り、そうして時間的な変化となって見えてくるのである。しかし、また実際に、そうした表面だけでなく、中身までも変化していることがある。時間的な際限のない同じことの繰り返しが、ものの本質的な部分までも変異させてしまうことがあるのである。 |
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