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1、錯覚。


・ 恐怖の魅惑。

恐怖と魅惑、あるいは絶望と祈り、そして倒錯、麻痺、意識不明・・・。
恐怖と魅惑はどこかで繋(つな)がっている。現実が耐えられなくて、自分が現実から逃げようとしている。どちらも自分を放棄している。ひざまつき手を合わせて祈る「跪坐」の姿勢もそうである。救いを求めて自分を捨てている。しかし、そうして精神が救われるのである。弱い立場の自分としては、そうする以外にないのである。そうして生きて行くしかないのである。

・ 交感。
交感は、自分のカラダの内部を通して外の他人を感じている。この場合、自分が自分を相手にすることによって、外の他人を感じている。これは自分の身体内部のシステムが、他人のシステムと同じであるために、自分の内部に対する感覚でもって、他人の感覚や感情が知られてくるのである。従ってそれは、あくまでも自分と自分自身との関係である。


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