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偶然の重なりによって仕方なく繰り返される、無意味な行為というのが、それが常習化することによって、その行為そのものが、特に何かしらの意味があるものとして認められ定着してゆく。 象徴もしくはサイン化されるのである。無意味と言っても、それがくり返されるということ自体が、それ自体として大きな意味をもってくるのである。顔の表情や、何かの仕草やクセ、立居振舞いの作法、マナーといったものがそれである。 人間はそうやって自分を確かめ、自分が自分であることを自覚してゆくのである。儀礼や儀式、ケジメやシキタリといったものもそうである。迷信やタブーもそうである。 |
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