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2、進化の方向。



そしてその後に、それが持つ現実の意味といったものを、自分の経験と記憶から探り当てているのである。従ってまた、このような記憶の蓄積がなければ、それを自分の中で何かを感じるといったこともないのである。それは不可能なことなのである。

そしてこのような記憶の蓄積といったものが個人を越えて、種として受け継がれているのであって、これが文化であり、習慣であり、そして現在を生きる私たちのライフスタイルの基になっているのである。

それは、自分の中の生理と反射作用の特質であり、傾向のことなのである。そして、これが種としての個体の肉体的特徴を制約してきたのであり、そしてその機能や外見上の身体の進化の方向を規定してきたのである。

戻る。                   続く。


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