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2、体内感覚。



人間同士の間で何かを感じ、それが伝わってくるというのは、ただそれが目に見える表情や仕草だけでなく、人間自体の感覚の感じ方がそうなのである。そしてそれが定型的な感じ方のパターンとして知られてくるということなのである。

それは、自分を含めた種全体の感覚器官の仕組みとその構造が同一である、というところから来ている。自分自身の中の体内に対する感覚がそうであり、そしてまたそれに対する感覚の感じ方がそうなのである。

一つは、体内感覚であり、身体内部の臓器や関節、筋肉などに対する熱さや冷え、痛みなどの感覚であり、もう一つは、それらがもたらす内向的なもどかしさや、圧迫感や、息苦しさ、めまいなどがそうである。そしてさらに、真理的な漠然とした高揚感や鬱(うつ)などもそうである。

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